2009年 12月 06日
フラードーム/モバイルハウス |
私は不動産が生き甲斐であった親と違って、家や不動産への執着はほとんどないのだが、作りたがり屋ではあるのでセルフビルドには結構興味がある。
自分で作るのはそりゃ大変だとは思うけど、昔は結構自分たちで作っていたし、究極的にはホームレスの段ボールハウスのように自分で作るものが家の原点だとは思う。
作家仲間でもアトリエ小屋を自分で作った人はいる。
フラーが考案したフラードームの原理で家を造る事ができる。メーカー製もあるがキットのようなものもあって、それを見ているとちょっと妄想が広がって楽しい。
平面が少ないからアトリエには向かないけど単管パイプの小屋よりは楽しそうだ。
デザイン的にはフラードームは小さいとあまり美しくない。お世辞にも可愛いともいえない。
もうすこし、キノコみたいに軒をつけるとか可愛くできないもんかな。
家ってのは結構その人の人生観が出るのかもしれない。予算とか家族関係とか現実的な条件ももちろんあるけれど、そういうの抜きに家を考えるとき。
キャンピングカーとかトレーラーハウスとか移動形の家というのもなんだか興味はある。
ただデザイン的にはもうひとつ食指が動かない。
彦坂さんの指摘の中でこういうものは建築とはいわないというのがありましたが、
こういうのは建築家やデザイナーがもっと腕を競って欲しい気がします。
保守的な意味での意味では家とはいえないだろうけど、これだけ無線ネットワークの時代、これは家としての可能性が結構広がっているように見える。
参照http://www.handmade.gr.jp/dome/charm/index.html
by kitaibunshi-ms
| 2009-12-06 10:38
| デザイン