2009年 08月 09日
MUSEのライブ/音楽は合法ドラッグ? |
Museはいまでは人気実力ともにビッグバンドのひとつであろう。私が知ったときにはまだ有望な新人の一つでしかなかったがみるみる成長した。
Museの優れているのはその多層性である。ブリットギターポップやグランジの流れは汲めるがはっきりとジャンルを特定できない。パンクやハードロックの要素もあるし、グラムやプログレ的な部分もあり、まただからといって難解であったりコアなムードであったりもせずしっかりとスタジアムロックの風格も見せている。3人編成ながら多彩な音楽性と見事な演奏力でロック通にも十分に納得させられる音である。
先達たちの伝統を引き受けつつそれらを素材化しレイヤードしていてなかなか見事と思わせる。
こうした多層性が21世紀型の優れたポップミュージックなのだろう。
じつはこの見事なライブを見ていて、むしろ熱狂する観客に眼を奪われた。
こうした音楽は実は、合法ドラッグなのではないのか?
酒井法子がレイブパーティーで薬物常習特有の酩酊状態で目撃されたニュースを目にした。
もちろんこうした非合法が摘発されるのは当然であるが、エクスタシー(薬名でなく)自体を求めることは特別問題ではないだろう。
レイブ自体は発生自体薬物との関係が密接であるが、さかのぼればロックの黎明期でもドラッグはつきものであった。
当時とは格段に進歩した演奏、音響、照明に映像と薬物なしでもその刺激は増大している。
官能はたしかに人生のひとつの糧ではあるとは思う。
私自身、過去に見たライブでの高揚感が制作のひとつの動機や下支えになっている。
しかし官能こそがすべてであるというのにも抵抗はある。そうであれば、グルメ、ドラッグ、ポルノに収束していくだろう。人が求めるものはそれだけではないのだ。
しかし、これだけの熱狂をみるにつけ、Artにもこうしたドラッグのような高揚が求められ/応えようとしていると思うことも事実である。
Museの優れているのはその多層性である。ブリットギターポップやグランジの流れは汲めるがはっきりとジャンルを特定できない。パンクやハードロックの要素もあるし、グラムやプログレ的な部分もあり、まただからといって難解であったりコアなムードであったりもせずしっかりとスタジアムロックの風格も見せている。3人編成ながら多彩な音楽性と見事な演奏力でロック通にも十分に納得させられる音である。
先達たちの伝統を引き受けつつそれらを素材化しレイヤードしていてなかなか見事と思わせる。
こうした多層性が21世紀型の優れたポップミュージックなのだろう。
じつはこの見事なライブを見ていて、むしろ熱狂する観客に眼を奪われた。
こうした音楽は実は、合法ドラッグなのではないのか?
酒井法子がレイブパーティーで薬物常習特有の酩酊状態で目撃されたニュースを目にした。
もちろんこうした非合法が摘発されるのは当然であるが、エクスタシー(薬名でなく)自体を求めることは特別問題ではないだろう。
レイブ自体は発生自体薬物との関係が密接であるが、さかのぼればロックの黎明期でもドラッグはつきものであった。
当時とは格段に進歩した演奏、音響、照明に映像と薬物なしでもその刺激は増大している。
官能はたしかに人生のひとつの糧ではあるとは思う。
私自身、過去に見たライブでの高揚感が制作のひとつの動機や下支えになっている。
しかし官能こそがすべてであるというのにも抵抗はある。そうであれば、グルメ、ドラッグ、ポルノに収束していくだろう。人が求めるものはそれだけではないのだ。
しかし、これだけの熱狂をみるにつけ、Artにもこうしたドラッグのような高揚が求められ/応えようとしていると思うことも事実である。
by kitaibunshi-ms
| 2009-08-09 12:01
| 音楽